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「エチュード」
振付:ハラルド・ランダー
音楽:カール・チェルニー/クヌドーゲ・リーサゲル
装置:宮本宣子

 『エチュード』は振付家ハラルド・ランダーの代表作のひとつであり、その題名どおりバレエの練習風景を描いたもので、チエルニーの練習曲によってバレエ・ダンサーの訓練とその進歩のさまざまな段階がつぎつぎに展開される。

 特別なストーリーはもたないが、バレエ・ダンサーが毎日、技術向上のためにおこなうレッスンを描いたものである。まず5人の少女が教師の前で、つぎつぎに足の五つのポジションをとり、プリエをする。ついでバーが置かれ、バーによる目常訓練になり、めざましいテクニックを織りまぜたソロやパ・ド・ドゥ、パ・ド・トロワやアンサンブルの踊りが加速度的に展開され、息つく間もなく緊張感が高まり、華やかなフィナーレに終わる。練習風景を通して古典バレエのテクニックを存分に披露する瀟洒な作品である。

 『エチュード』はデンマークのバレエ作品中、国際的レパートリーとして最も広く知られた作品で、1948年1月15日、デンマーク王立バレエ団で初演され、1951年、1962年、1970年と3度ハラルド・ランダーによって改訂演出された。デンマーク以外では、1952年にパリ・オペラ座が上演して以来、欧米の主要バレエ団の多くがレパートリーに加えている。