レパートリー

「ロミオとジュリエット」(パ・ド・ドゥ)

振付:モーリス・ベジャール
音楽:エクトール・ベルリオーズ

 シェークスピアの『ロミオをジュリエット』を劇中劇の手法で展開するベジャールの代表作のひとつ。何もない舞台の上で、ダンサーたちが練習をはじめる。喧嘩が始まり、バレエの指揮者がそれを鎮める。そして彼らに愛と憎しみという題で『ロミオをジュリエット』を聞かせ、それが劇中劇の形で展開される。エピローグでは何もない舞台の上にダンサーたちが練習のため入ってくる。そして声。「若者よ、恋をしよう。そして、争いはやめよう」。